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『抒情歌』(じょじょうか)は、川端康成の短編小説。川端が新境地をみせた初期の代表作の一つで、川端の死生観がよく示されている作品である〔『新潮日本文学アルバム16 川端康成』(新潮社、1984年)〕〔〔羽鳥徹哉「川端康成と心霊学」(国語と国文学 東京大学国語国文学会、1970年5月)〕。また、川端自身が最も「愛してゐる」作品の一つでもある〔川端康成「文学的自叙伝」(新潮 1934年5月号に掲載)〕。 ある霊感の強い女人が、恋人に捨てられ、その人の死を知り、その苦悩や失意の中で「輪廻転生の抒情詩」に救いを求める愛と死の物語〔権海珠「川端康成の『抒情歌』の主題と死生観」(筑波大学比較・理論文学会、2002年3月)〕。嫉妬や呪詛、悲しみの末、禽獣草木、天地万物のうちに愛する人や自身を見出し、霊の国や冥土、来世で愛する人の恋人になるよりも、一つの花になりたいという汎神論的心境に思い至るまでの詩的な心の軌跡が、霊的モチーフで神秘的に描かれている〔〔三島由紀夫「川端氏の『抒情歌』について」(民生新聞 1946念4月29日号に掲載)〕。 == 発表経過 == 1932年(昭和7年)、雑誌『中央公論』2月号に掲載され(挿画:高井貞二)、翌年1933年(昭和8年)6月に新潮社より刊行の『化粧と口笛』に収録された。その翌年1934年(昭和9年)12月25日に『抒情歌』として竹村書房より単行本刊行された。文庫版は新潮文庫、講談社文芸文庫に収録されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「抒情歌 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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